2014/12/09

個別言語のタイプ

ni'o

 Types of individual languages というページを見つけた。ここには、ISO 639-3 が用いている言語のタイプの定義が書かれているのですが、人工言語を分類する拠り所としては良さそうだと思ったので、これを少し以下で訳してみようかと思う。


ni'o

Living languages(現存言語)

第一言語として学んだ人が今も生きているような言語がここに含まれる。


Extinct languages(絶滅言語)

もはや生きていない言語がここに含まれる。最近(たとえば直近数世紀の間)に絶滅してしまったならば、絶滅言語である。絶滅言語であるかどうかの判断基準は了解度(intelligibility)に基づく。


Ancient languages(古代言語)

古代(たとえば、千年以上前)に絶滅した言語がここに該当する。古代言語の場合、了解度に基づく判断基準が理想ではあるが、最終的な分析としては、明確な文献があるか、もしくは学術的なコミュニティによって1つの言語として扱われているかどうかで判断する。ISO 639-3に含まれるためには、証明となる文献があるか、歴史上のある時点においていくつかの特定のコミュニティによって話されていた言語であることが詳細に記述されていなければならない。すなわち、歴史比較分析によって推定された再建的言語はこれに該当しない。


Historic languages(歴史的言語)

子孫となる現代の何らかの言語と明確に区別されるとみなされれば、歴史的言語として分類される。たとえば、古英語や中英語など。ここでもやはり、判断基準はその言語が学術コミュニティで明確に取り扱われる文献あるかどうかとなる。


Constructed languages(人工言語)

ISOに含まれるためには、文献があり、かつ人間の意思疎通(human communication)を目的として設計されていなければならない。特に、再建的言語やコンピュータプログラミング言語は除外される。


ni'o

constructed language が、ISO基準ではプログラミング言語が除外されるものであるということくらいしか収穫がなかった……。

英語版のwikipedia "constructed language" を日本語に移植するのが、てっとり早いかもなあ。

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