2013/05/18

Lojban Lessons -17章 (可愛いらしい多彩な語)

Lojban Lessons -17章 (可愛いらしい多彩な語)

前回3章かけて、sumtiについてかなり知識がつきました。そんな長期間の険しい体系的学習の後ですが、ここで、他の章には入りきらなかった/相応しくなかった単語にこの章を割きたいと思うのですがいかがでしょう?とっても小さな、でもとっても使える単語たちを紹介していきます:

次のcmavoは省略語と呼ばれています。zo'eはもう既に親しみがありますね:

zo'e - 省略 sumti
co'e - 省略 selbri    
do'e - 省略 sumtcita
ju'a - 省略 認識系
do'i - 省略 発話変項
ge'e - 省略 心態詞

これらはすべて、それの表す種類のcmavoとして文法的に正しく働きますが、何の情報も含んでおらず、面倒くさかったり、お茶を濁したいときにかなり使えます。しかし、いくつか注意点があります:

zo'e は何か内容のあるものを指し示す必要があります。たとえば、「0台の車」や「無(nothing)」は内容がないので、zo'eでは参照できません。これはなぜかというと、もしzo'eが無を意味するとすれば、削除されたsumtiのひとつを無を示すzo'eで埋めると、どんなselbriもその否定形と同一になってしまうからです。
ge'e は何の感情も抱いていないという意味ではなく、特別述べるような感情を抱いてはいないという意味です。「I'm fine」に似てますね。.ge'e pei は省略心態詞について尋ねており、いい訳し方としては「あなたはどう感じていますか?」となります。
co'e は文法的な事情で句にselbriが欲しいに使えます。似たようなのを前の章でやりましたね(tu'a)。
ju'a は真理値とかbridiの意味合いを変えたりはしません。実際、ほとんど何もしないのです。しかし、ju'a pei 「その根拠は何?」は使いやすいです。
do'i はとても使えます。発話や会話を「これ」や「あれ」で指し示すときに、思わずdo'iを使いたくなるでしょう。
selbriの取りうる位置の数以上のsumtiがある場合、それらの前にはdo'eが想定されています。

さらに、zi'oという、sumti位を消してしまう語があります。たとえば、lo melbi be zi'o はただただ「美しいもの」であり、melbiの通常のx2、それが美しいかを判断する観察者を含んでいません。これはつまり、「客観的に美しい」といった意味になるのです。無が削除されたsumti位を満たしているのではなく、そのsumti位がそのselbriにそもそも無かったことになるということです。sumtcitaにzi'oを使うと妙なことになります。形式的には、それらは消え去り意味がなくなるはずです。しかし実際は、そのsumtcitaは今回関係ないと明確に言っていると理解されるでしょう。たとえば、mi darxi do mu'i zi'o は 「私はあなたを叩く、動機があろうがあるまいが」となります。

それから、jaiという語もあります。これは、理解しにくいが一旦わかってしまうと実にシンプルな働きをするクールで小さな語のひとつです。jaiは2つの使い方がありますが、似たような機能です。どちらも、seのように、selbriを変換することに関係があります。

jai selbri変換: sumtcitaや不特定の抽象句をx1に変換する。faiと共に使う。
fai sumti位を印す。faのような機能。jaiと一緒に使われる。

jaiが活躍する文法構造としてまず、 jai {sumtcita} {selbri} があります。これは、sumtcitaのsumti位をselbriのx1に移動させ、元のx1は取り除かれ、faのような働きをするfaiを使うことによってのみ使用可能にするといったようにsumti位を変化させます。例をみれば理解できるはずです:

gau - sumtcita (gasnu由来) 「bridiは {sumti}(実行者) によってもたらされた」
do jai gau jundi ti fai mi - 「君は私にこれへの注意を払わせる。」

この新しいselbri、jai gau jundi は「x1はx2に払われる注意をもたらす」という位置構造をもちます。それから、doとtiがそこに詰められ、faiが元のx1(注意を払う人)の位置を印づけ、そこにmiがはまります。この語はとても便利で、いくらでも使い道があります。いい例が、描写sumtiです。たとえば、lo jai ta'i zukte で「意志のある行動という方法」を指すことができます。

ta'i: sumtcita (tadji由来) 「bridiは {sumti} という方法でなされる」

よく使われる表現 do jai gau mo はなんという意味か推測できますか?

Answer: 「何をしているの?」

jaiのもうひとつの機能はまだ説明しやすいです。x1のsumti の前にtu'aがくるように変換します (ko'a jai broda = tu'a ko'a broda)。言い換えれば、jaiは、x1のsumtiから省略抽象句を作り、実際のsumtiの代わりにその抽象句をx1にはめ込むという風にselbriを変換します。またもや、元のsumti位はfaiによって使用可能となります。
とても活動的なロジバンIRC使用者はしばしば、x1のsumtiにデタラメな例を使うために、le gerku pe do jai se stidi mi ということがあります。さて、彼はなんと言ったでしょう?

stidi  x1はx2(概念/行動)をx3(者)に示唆/推奨/提案する

Answer: 「私はあなたの犬について(ほにゃららということを)提案します」

今のところ、bridiをselbriに、selbriをsumtiに、そして、すべてのselbriはそれ自身bridiでもあるのですから、selbriをbridiに変換する方法を学びました。残るはあとひとつ、sumtiをselbriに変換する方法ですね。これはmeを使ってなされます。これはsumtiを取り込み、それを位置構造「「x1 は x2 (性質)において {sumti} に属する」をもつselbriに変換します。

me: 総称的なsumtiのselbri化。 x1 は x2 (性質)において {sumti} に属する/のうちのひとつ

文がぐちゃぐちゃになったときに、それを訂正する方法を知っておくと便利です。ロジバンには自分が直前に言ったことを取り消すためにつかう語が3つあります。

si - 削除: 直前の語のみ取り消す
sa - 削除: 直後のcmavoに該当するところまで遡って削除
su - 削除: その文を全削除

これらの語の機能は明らかですね: 語句をあたかも発話してないかのように削除するのです。これらはある引用句(lu...li'uを除くすべての引用句)の中では働きません。まあ、そうでないとこれらの語を引用することが不可能になりますからね。複数回siをいうと、その分の単語が削除されます。


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